[2001.04.18]
  明日に祈る,フリーの教え


 ▼Mac OS X: Porting Information(OpenOffice.org)【英語】
  http://porting.openoffice.org/mac/


 そして,もう一度,そして,もっと広く,オープンオフィスであることの意味,そしてフリーが,意味ある教えを示すことの確認。明日のために。

 マックOS X用のオープンオフィス開発のためのポートが利用可能となっている。サン・マイクロシステムズ社は,このプロジェクトを支援し,マック開発者たちの努力により,大いなる成功へと導かれることを信じている。

 昨日の続き(過去記事)。ハードディスクからウインドウズを抹消し,リナックスをインストールする。そしてグノームのデスクトップ環境を入れ,オープンオフィスを入れる。ブラウザにはモジラを使い,メールソフトはパインをロード。…もちろん,それがウインドウズよりも使いやすいなんてことは云わない。はっきり云ってしまえば,ウインドウズの方が楽だ。だが,その「フリー」の環境には,お金では買えない大きな価値がある。ビル・ゲイツのような金持ちと関係を持たずにすむ,それだけでなんと晴れやかな気持ちになれることか。そして,この世界の常識をもう一度,胸の中で反芻する。「情報はフリーであるべきだ。そして,ソースコードは情報だ(ついでに云うなら,音楽も情報だ)」。

 人々の心は正直だ。だから,ソフトウェアも音楽も無料で手に入れる。それを否定することなど,できるわけがない。情報を貪欲に求めるのは,人間である証であるのだ。情報がフリーになったら,金もうけができないって? 違う。情報それ自体はタダになっても,そこから派生する価値は,それ以上に大きくなる。"OpenOffice on the OS X"は,サン社のJAVA戦略が鍵となっている。OS Xが世界一のJAVA環境となっている今,オープンオフィスによってOS Xが普及することは,世界一のJAVA環境が広がることでもある。そして,MSがウインドウズを1個1個売り歩いていることなどバカらしいほどの価値を,サンは手に入れる。ソフトウェア業界はどのように利益を作っていくのか,音楽業界はどのように利益を生み出していくのか,その例を,サンは示している。(参考:SoftwareDesign 2001.1@技術評論社)


return to index

楽天モバイル[UNLIMITが今なら1円] ECナビでポインと Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!


無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 解約手数料0円【あしたでんき】 海外旅行保険が無料! 海外ホテル